Living with Japanese Gods & Goddess

瑞穂の国で生きる人の日記

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産土神様の探し方(2)

この日本で産まれたのであれば、あなたのことをとても大好きで、いつも見守っている神様が必ずいらっしゃいます。
その神様は、産土神(うぶすながみ)と言います。
産土神様は、一生を通じてこの世での自分を導き守護してくださる神様です。あなたも、この神様と再び繋がり交流しませんか?

お話しを進めるために、前回の記事にて、まずは産土神様とはどういうものなのかその定義について記述を致しました。

◎産土神の定義としては、

①生まれた場所を管轄している神社が産土神社となり
②その神社に祀られている神様が産土神である

と、お話しを致しましたよね。

日本では当たり前のように、それぞれの土地に住所が割り振られています。
実はこの住所ごとに、各神社には管轄する地域が割り当てられているんです。

生まれた場所の住所を基に、神社庁に問い合わせを行なえば、その土地の産土神社がどこになるのか教えてくださるそうですよ。

そう、ここで新たな問題が出てくると思うんです。

自分が生まれた場所を、果たしてどことするのか?
この解釈が現代ではなかなか難しいところなのではないでしょうか……(;´・д・)

かつての日本には、お産婆さんが自宅まで来てくださり、自宅での出産が当たり前の時代がありました。
昔のお母さん方は、赤ちゃんを妊娠した時も、赤ちゃんを出産する時も、そして出産した後も、ず~っと同じ土地で過ごすというのが一般的だったんですね。
その場合は、産土神社はその土地の住所を管轄している神社となりますので、調べるのもとっても簡単でした。

ですが、今日では交通の便も発達し、医療機関も充実しております。
現代のお母さん方は、妊娠しそろそろ臨月となれば、ご自分の実家に帰られる方もたくさんいらっしゃる……と申しますよりも、むしろ今日ではそちらの方が一般的かと存じます。
その際は、もちろんご実家での直接での出産ではなく、ご実家から近い、もしくは遠い病院へ赴いて、その病院で出産されるというケースがほとんどです。
そして、出産・退院後は、しばらくそのままご実家で静養し体調が整い次第、元の自宅に戻るということになります。

家族の将来を考えてもっと広い家に住もうと思い立ち、出産後にご自宅へ戻られたのも束の間、慌しい中別の土地に引っ越す、なんてことも珍しくありません。

こうしてみると……実際問題として、産土の土地とは一体どこになるのでしょうか?

お母さんのご実家の土地でしょうか?
それとも生まれた病院の土地……?でも、出産後は帰ってきたんだし、自宅の土地?
でも、生まれた直後にすぐに引っ越したって聞いたぞ……それなら、長年育った思い入れのある、あの土地になるのかな?う~~~~ん????

現代の多種多様な事情に照らし合わせていくと、それこそ、いろいろな解釈が生まれて来るかと存じます。
文字通りよりどりみどりでして、混乱してしまいそうになりますよね。

ですが実は、産土の土地はこうだ!という定義らしい定義はないようなのです。

となると、どの解釈も正解であり、どの解釈も間違いではないという結論になります。
そうなんです。

つまり、現代人においては産土神様が、元々たくさんついていらっしゃるのが最早スタンダードであると言えるのです。

なんてこった、自由すぎる!いえいえ、大らかな日本らしいといえば日本らしいんですけどね(;^-^)/

ですので、ここからは、飽くまでも管理人個人の見解であることを、どうか予めご承知置き下さいませね。

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改めまして、私がお勧めしたい産土神様は、以下の二つです。

①自分が産まれた土地を管轄している神社の神様
②お宮参りに行った神社の神様

なぜかというと、

①の神様は、実際に自分がこの世に降り立つことを受け入れてくれた土地の神様だから。
②の神様は、実際に自分がこの世で初めてちゃんと交流をする神様だから。

と言えるからです。

産土神様は、一生を通じてこの世での自分を導き守護してくださる神様と言われています。
(一説には生まれる前から死んだ後まで、面倒を見てくださる神様、とも)
神様との交流は、自分と神様との唯一無二の絆です。
つまりこの世に降り立った時、最も縁深いものがこの二つになるのではないかと考えられるからです。

そして、この二つの土地ならば、比較的調べやすいというメリットもあります。

①については、現代人ならば医療機関での出産がほとんどかと存じます。そして、日本ならば母子手帳が発行されますよね。
母子手帳は赤ちゃんを授かったことを自治体に届け出た時に発行される、お母さん専用の手帳です。
妊娠期間中から出産後のことまで、赤ちゃんの成長などを細やかに記録できます。
実は、この母子手帳には、赤ちゃんがどこの病院で産まれたのか、その病院の名前や住所も記されるのですよ。

つまり、母子手帳から簡単に自分がどこで産まれたのか調べることができるんです。
(余談ですが、占いによっては自身の誕生日だけではなく出生時刻も聞かれることがありますが、母子手帳に記されていますよ~)
住所さえ分かってしまえば、その土地の住所をどこの神社が管轄しているのか、後はご自身で調べるか神社庁に問い合わせてしまえばOKです。

②については、ご自分のご両親や、おじいちゃんやおばあちゃんに聞いてみましょう。
お宮参りとは赤ちゃんの誕生に感謝をし、成長を祈ってお参りする日本古来からの良き習慣です。
とってもおめでたい行事ですから、家族皆でお参りされるご家庭がほとんどかと存じます。
ちなみに、男の子ならば生後32日目、女の子ならば生後33日目に行なうことが一般的です。
きっと、どこの神社にお参りに行かれたのか、教えてくれると思いますよ。

この二柱の神様のうち、どちらを産土神とするか、どちらがより自分との相性が良いと考えるかは、あなたのフィーリング次第です。ぱっと見て、気になる方を調べるのもよし。両方を調べてみて、実際に参拝して感じた上で決めるのも良し。いえいえ、甲乙つけがたいと感じたのならば、両方の神様方とお付き合いしたって、もちろん良いのですよ。

もし、諸事情があり、どうしても分からない、もしくは心当たりがないといった場合ですが、どうかご安心くださいませ。その時は自身の幼少期を思い出してみてください。
きっと、誰しもが自分にとって一番思い入れがあり、懐かしさを感じる土地があるかと存じます。私は、そういった土地も産土とお呼びして差し支えがないと考えます。

何故ならば、その土地は幼かった頃のあなたの記憶に残っている一番の思い出だからです。
きっとあなたとその土地の神様には、何かしらの深いご縁があったのだろうと思います。


いかがでしょうか?この記事を読んでいらっしゃるのも、ひょっとしたら何かのご縁かもしれません。
これをきっかけとして、ご自分の産土神様がどなたなのか調べ、神社へ参拝に行かれてみませんか?

きっと、産土神様はあなたが来てくれた事をとてもお喜びになり、大歓迎してくれると思いますよ(^∇^)ノ
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暖かいお気持ちをくださり、誠にありがとうございます。

 

2 Comments

洸咲 和苗(コウサキ カナエ)  

荻さま

荻さん、こんにちは!
ご訪問頂き、また昨年と変わらずにコメントを頂きまして、とても嬉しいです。
今年も何卒よろしくお願い致します。

産土神様の記事をご覧頂きまして、誠にありがとうございました。
私の見解はもちろん一個人のものではございますが、分かりやすいと仰っていただいたこと、とても嬉しく思います。

荻さんにも、たくさんの神様方がついていらっしゃるのですね!(*´꒳`*)

神棚の前で捧げる神棚拝詞の中にも、「産土大神等の大前を 拝み奉りて(うぶすなのおおみかみたちのおおまえを おろがみまつりて)」とあります。
この祝詞の意味合いとしては、本来は産土神さまと崇敬神さまを含めて「産土大神等」としていると思います。
ですが、私は更にここに、産土神さまも崇敬神さまと同じようにたくさんいるんだよ~という意味を込めて良いんじゃないかなぁと考えているんです。

ですので、荻さんのようにいろんな神様といろんな繋がりを持って、おまとめOKなゆるさがある、というお考えはとっても素敵だと思うんです。

この神様と!この神様が大好きなんです!という、一途でひたむきなお考えだって、もちろん素敵です。
でも、その反面、日本は八百万の神様がいらっしゃる国ですから、いろんな神様といろんな絆を深めていくという考えも、一途な思いと同じくらい、とっても素敵な考えだと私はそう思っているんです。

産土神社を知りたいということは、自分のルーツを知ることにも繋がっていくことです。そうやって、神様と同時に自分とも繋がっていくということは、私たちにとっても良い事だと感じます。

そのため、自身のルーツはどこなのか、ある程度お調べになられた上で問い合わせたほうが、スムーズに産土神さまと再会することが出来ると思いますし、神様もそこまでして自分に会いに来てくれたのかと、とってもお喜びになられると思うんですね(*´˘`*)

ですので、微力ながらも私のこういった記事が、人と神様との橋渡しにお力添えができるならば、こんなにも嬉しいことはございません。
多くの人が、自身のルーツでもある産土神様と再び繋がれるように願っています。

荻さんも、今年もまた神様と素敵な一年をお過ごしくださいね。
またのご訪問、お待ちしております。

2017/01/19 (Thu) 12:21 | EDIT | REPLY |   

荻  

こうさきさん、こんにちは。

詳しく書いてくださってありがとうございます。
とても分かりやすいです。

私のところは出生地の神社やお宮参りの神社にそれはもうたくさんいらっしゃるので、今はまとめて産土神様方とお呼びしています。
たまにそれぞれの神様との繋がりを感じることもありますが、基本的にはおまとめOKなゆるさが気に入っています。


ところで神社庁ですが、最近「私の産土神社を知りたい」というタイプの問い合わせをされる方がたまにいるそうです(人づてに聞いたことですが)。

やはりこうさきさんの仰る通り、ある程度調べた上で「この地域を管轄する神社を教えてください」と丁寧にお願いするが良いのでしょう。


ちょっとの違いですが、やはり礼儀は大事ですね。


2017/01/18 (Wed) 17:40 | EDIT | REPLY |   

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